メンズエステは男性をターゲットとした、オイルマッサージやリンパマッサージといったマッサージを受けられるエステサービスです。通常のマッサージ店とは異なる部分があるため、利用する際は注意点やNG行為について理解しておく必要があります。
当記事では、メンズエステのサービス内容について詳しく解説します。メンズエステでNG行為を行うと、罰金や出禁の処置をとられるケースも多いです。健全にメンズエステを楽しむために、ぜひご一読ください。
メンズエステは、その名の通り男性客をターゲットとしたエステサービスです。オイルやパウダーなどを利用したさまざまなマッサージが受けられます。
以下では、メンズエステで提供されている主なメニューについて、具体的なサービス内容を解説します。
オイルマッサージは、全身にオイルを塗って浸透させるようにマッサージするサービスです。主にホホバやグレープシードのような天然オイルのほか、水溶性のアロマオイルが使用されます。お店によっては、香りが苦手な方のために無香料のオイルも用意しています。
香りの良いオイルを使用したマッサージは、心もリラックスさせてくれます。オイルマッサージの特徴は、肌との摩擦が軽減されることです。セラピストの手のぬくもりや、肌の上を指が滑らかに動く心地良さを感じられます。
オイルが肌に浸透することを前提としたサービスのため、タオルなどで拭いて終わることもありますが、最後にシャワーが必要な場合もあります。
リンパマッサージは、体のさまざまな部分にあるリンパ管に沿って行うマッサージです。リンパ管の中には、体内で発生した老廃物などを排出するためのリンパ液が流れています。手指でリンパの流れを促すことで、老廃物や余分な水分の排出が期待できます。
メンズエステにおけるリンパマッサージの魅力は、全身のリンパの流れを促進し、リラクゼーション効果を得られる点です。鼠径部はリンパが集中しているため、リンパマッサージでは重要な部位の1つと言えます。
洗体マッサージは、体を洗いながらマッサージを行うサービスです。アロマオイルなどを使用する代わりに、泡(ホイップ)を全身に塗ります。
洗体マッサージが誕生して人気を獲得した後、泡の代わりにアロマオイルを使用したサービスが登場して主流となったとされています。
洗体で使用される泡は、泡持ちを長くするためにボディーソープとローションを混ぜて作成していることが特徴です。ローションが含まれることで、滑りが良くなります。
お店によっては、アカスリをオプションとして提供している場合があります。
パウダーマッサージは、専用のパウダーを使用して行うマッサージです。パウダーは粒子が細かいものを使用しており、一見すると片栗粉のようにも見えます。
オイルマッサージの場合、アロマオイルが浸透するように全身を揉みほぐすのが基本です。一方、パウダーマッサージでは、指が触れているかどうか分かりにくいフェザータッチでマッサージを行います。
羽が触れているような優しい手つきのマッサージは、ほかのメンズエステメニューとは異なる感触で癒しをもたらします。
タイ古式マッサージは、タイの伝統医学とヨガを組み合わせたマッサージです。タイの伝統医学では、人体にはエネルギーの通り道「セン」があり、この流れが滞っていると体の不調につながると考えられています。
伝統的なタイ古式マッサージは、腕や足の関節を曲げたり延ばしたりするストレッチで、センの停滞を解消することを目的としています。マッサージの際に、セラピストと密着することもあるため、高揚感を味わえるでしょう。
メンズエステと混同されやすいサービスとして、風俗エステがあげられます。風俗エステは性的サービスがメニューに含まれており、営業するためには風営法にもとづいた届出が必要です。
一方、メンズエステはリラクゼーションを目的としています。広い意味では、男性向けの脱毛サロンや痩身、美容エステもメンズエステの一種です。健全なサービスのみが提供されており、風俗エステとは接客方法や顧客層が異なります。
メンズエステは、心地よい香りの中でリラクゼーション効果を得たい方や、女性に優しく触れられつつ、高揚感を味わいたい方におすすめです。欲求の解消よりも、疲れた心や体を癒したい、女性から優しいケアを受けたい方はメンズエステを楽しめるでしょう。
メンズエステに限らず、サービスを気持ち良く受けるためには、お店の利用方法やルールを理解することが大切です。
メンズエステは、いくつかのNG行為が定められています。NG行為を繰り返すと出禁になるおそれもあるため、お店を利用する前にルールを把握しておきましょう。
以下では、メンズエステの代表的なNG行為を3つ紹介します。
メンズエステでは、お客さんがセラピストに触る行為は禁止されています。セラピストがお客さんの体に密着してマッサージする場合も、お客さんからセラピストに触れる行為は許可されていません。
体勢を変えるときに、腕や足が当たる程度なら注意されることはないでしょう。ただ、故意に触ったり、何度も偶然を装って腕や足を当てたりすると、NG行為に該当します。
女性の体に触れるサービスを提供する場合は、風営法にもとづいた届出を行い、メニューとして提供しているところのみです。メンズエステでセラピストに触れる行為は、風俗営業と見なされ、お店の経営者もお客さんも違法行為となります。
メンズエステを利用するときは、料金の支払い、カウンセリング、誓約書・同意書の確認と記入、事前のシャワーを終えた後にサービスへ移ります。万が一のトラブル防止のために、メンズエステではお客さんに対して誓約書・同意書へのサインを求めることが一般的です。
誓約書・同意書と言っても重いものではなく、改めて健全なサービスを提供するお店であることや、NG行為について解説する内容です。
たとえば、多くのメンズエステでは誓約書・同意書に下記の内容が記載されています。
利用できないケースは、お客さんが高熱だったり泥酔していたりと、メンズエステのサービスを受けるには適していないと言える状態のことです。
お店によってはNG行為が発覚した場合、罰金を請求する旨が記載されていることもあるため、事前に隅々まで確認しましょう。
メンズエステを予約していても、急な仕事や用事で時間に間に合わないときは、できる限り早めにキャンセルの連絡をしましょう。無断キャンセルを行うと、お店やセラピストのみならず、ほかの利用客にも迷惑をかけるおそれがあります。
メンズエステは、予約された時間帯はセラピストがほかの指名を受けられません。無断キャンセルされると待機状態となり、セラピストの給料だけでなく、お店の売上にも影響が出ます。
また、ほかのお客さんも予約が埋まっている時間帯は利用できないため、周囲に迷惑をかけないためにも、キャンセルの連絡は必ず行いましょう。
メンズエステでは、オイルマッサージやパウダーマッサージ、洗体マッサージといった施術を受けることができます。風俗エステではないため、性的なサービスを受けることはできません。ただ、リラクゼーション目的で訪れる男性が多くいます。
メンズエステを訪れるときは、NG行為についても理解しておくことが重要です。NG行為を行うと、罰金や出禁といったリスクがあります。セラピストに触る、誓約書・同意書の指示に従わない、無断キャンセルといったことは避けて健全に楽しみましょう。